リーダーシップ」カテゴリーアーカイブ

行動するということ

人が評価されるのはその行動においてであり、言葉ではない。何を言ったのではなく、何をやったかである。しかし、誰でも自分の話を、もっと人に聞いてもらいたいというエゴはあり、必要以上に話したがる傾向がある。

話すだけでは、価値を与えることにならない

テレビのコメンテーターでも、言葉だけでもっともらしいことをいっていても、それが行動に結びつかなければ、世の中をより良くすることには繋がらない。

言葉だけでなく、行動で示すことは、大変でもあるが、それによって変化を与え、世の中を変え、人に影響を与えることができる。

明治維新の英雄たちも、皆、果敢に行動を起こす人達であった。悠々自適に余生を送りたいと考えていたのは皆無であろう。

よく考え、よく行動する

行動すると言っても、何も考えずに事を起こすのは無謀である。よく考え、よく行動しなければならない。考えているだけで行動しないければ意味がない。

考えることと行動を起こすことはセットであり、どちらかではいけない。それができる人が有能な人である。

人生には限りがある

誰の人生にも限りがあり、生きている間に行動し尽くさなけれならない。自分のやるべきこと、本当にやりたいこと、人に与えたいことなど考え抜いて、行動していかないとあっという間に終わってしまう。

自分自身と真剣に向き合うべきである。

志ある行動は多くの人を巻き込む

自らと向き合って、真摯に行動することで、多くの人を巻き込み大きな力となり、それが世の中を変えることになる。その原点は個人なのである。

そのためにも始めの一歩を踏み出す勇気を常にもっていたい。


考えるということ

考えるということは人間しかできない。AIでも学習能力はあるが、考えることとは異なる。人が考える事をやめると色々な弊害が起こる。考える事を止めるということは人であることを止めるということでもある。

しかし、人を自分の都合のよいように操作するために、考える事をやめさせようとする圧力は、色々な状況で起こる。

独裁政権による圧力

独裁政権といっても、国家だけでなく、会社や、アマチュアスポーツのような組織にも見られる。それは、マスコミでも最近、よく耳にする話だ。

圧力により、考えることを止め、正しいことは何なのかを考えずに、ただ、特定の人物に言いなりになり、命令には盲目的に従うことになる。

組織において、確かに命令に従わなければいけない状況は多いだろう。しかし、明らかに、従うべきではない、例えば、反社会的な行動についても、従ってしまうのは、人であることを止めるに等しい。

本当に強い組織は考える集団である

独裁的な方法でも、一時的には、良い結果が出るかも知れない。しかし、決してそれは長くは続かないし、どこかで大きく道を踏み外す危険がある。

会社で、何であれ、本当に強い組織には、優れたリーダーだけでなく、考える組織人達がいる。それが大きな力となって、組織は持続的に成長していくことができる。

また、本当に優れたリーダーなら、それこそが、組織を成長・発展させることであると、理解している。ただ、一時の勝負に勝てばいい、というものではない。

考えることは人を自由にする

多かれ少なかれ、考えることは、どんな人も持っている大切な能力であり、それは、最大限に活用しなければならない。世の中もそれによって、進歩していくのだ。

ただし、現実的には、それが許されない環境に身を置いている人たちや、考えることを自ら止めてしまっている人達も多くいる。そのような人たちを解放していくことは、リーダーと呼ばれる人達の重要な役目である。

そのような勇気ある行動により、組織や世の中はより良くなるのだ。


会議は、どう行うべきか?

仕事だけに限らず、地域の会合など、様々な状況で、会議に参加する機会があるだろう。

しかし、本当に、生産性が高いと感じる会議はほんのわずかだ。ほとんどは必要以上に時間をかけ過ぎている。

大勢が参加する会議では、少しの時間のロスは、多くの人の時間を奪うことになる。従って、進行の責任者は、事前準備や、最適な資料作りを行なった上で、会議に望まなければならない。

何のための会議か

会議を行う理由は、参加者が、共有しなければならない情報や、参加者で決定すべき事項があるからだ。

参加者の一部の人にしか、関係のない話題であれば、その人達だけが集まって決めるべきなのだ。

まず、会議で取り上げるべき事項であるか否かを明確にし、その上で、審議事項なのか、報告事項なのかを区分しなければならない。

要領を得た説明をする

そして、ポイントを絞り、資料を上手く使い説明を行うことになる。しかし、これも人によって大きな差があり、多くを話し過ぎる人がいると、それだけで会議は長くなってしまう。また、資料も多ければいいというものでもなく、全く読むことのない資料は添付する必要はないのだ。

それを避けるためには、持ち時間をあらかじめ決めておき、何があろうとその時間以上は話さないことにしておけば、必然的に重要なことしか話さなくなる。

また、添付資料のページ数もMax何枚までと決めておけば良い。

完結に資料をまとめるには、それなりの知恵が必要だが、資料枚数を限定すれば、その訓練にもなる。

会議によって、人の能力が見える

会議の進行の仕方や、発言などから、個人の能力は顕著に現れる。従って、会議を通して、人材育成や、リーダーシップの向上に繋げることもできる。

折角の貴重な時間を使った会議なので、最大限にその時間を有効に活用したいものだ。


上司と部下の関係

職場の上司と部下の関係は、どの会社でも、微妙です。特に直属の部下と上司の関係は、他の人ではわからない複雑さと微妙さがあります。

この関係で何の問題もないという職場は、まずないのではないでしょうか?上手く行っていると思ったら、急に険悪な関係になる場合も多々あります。どちらかが職場を離れていく原因になることだってあります。

互いの思いが、食い違うこと

明らかなセクハラ、パワハラは論外ですが、そうでなくとも、上司の存在が部下にとって重荷になることがあります。

上司が部下のために良かれと思っていることが、部下の思いと食い違ってしまう場合がそうです。いくら直属の上司でも、部下が本当にやりたいと思っていることを汲み取るのは難しいことです。上司が部下のためにと思って行なっていることが、部下の重荷になってしまうことがあるのです。

また、部下は、直属に上司には、一番、認めてもらいたいものです。しかし、上司の態度によっては認めていることが相手に伝わっていない場合もあります。

どうすれば改善できるか

職場の人間関係は、いい仕事をしていくために、とても重要です。これを解決することで、組織全体の仕事の生産性が大きく向上します。

コミュニケーションを円滑にしていくことがまずが必要ですが、上司側は忙しく、部下とじっくり話す機会は、あまり持てない場合もあります。メールのやりとりだけでは、なかなか人間関係を向上させていくには至りません。

従って、職場の部下と上司が面と向かって話し合う機会を少しでも設けることが必要です。ただ、そのために時間外に飲み行くというのも、今の若者は、特に、抵抗がありますし、男性と女性間でも違いがあります。

当事者間だけでは解決しない

従って、会社ぐるみで、コミュニケーションを円滑する施策を打たなければなりません。また、この問題が、仕事を行う上で非常に重要であるという認識を組織に浸透させなければいけません。

組織は、人と人が上手く協力しあうことで、1+1ではなく、それの数倍の効果を発揮することができます。これは、上司だけが努力すべきことではなく、部下も共に努力しなくてはならないのです。それでも、人と人なのでいつも上手くいく訳ではありません。

上手く行かない時こそ、会社としてサポートしていく仕組みが必要なのです。上司も部下も完璧ではありません。

職場の人間関係は、最大の経営課題の一つ

会社として、職場人間関係の問題は、経営戦略に大きく影響する課題の一つという認識を持ち、解決に常に取り組まなければなりません。それでも、この問題は、組織から無くなることはないでしょう。

しかし、そこから目をそらしていると、組織は内面から綻び始めます。組織運営上の永遠のテーマと腹をくくって、取り組むしかないのです。