未来に向けた産業

事業を起こして、成長させるには、その事業が、自分に合ったものであるだけでなく、時代にも合った成長産業であることが必要です。では、これからどのような産業が成長していくであろうか、いくつかの角度から、考察します。

遊びに関わるもの

遊びといっても、定義は一様ではないですが、人は誰でも、苦痛は避け、快楽を求めます。短い人生をより楽しく生きたいというのは、当たり前の欲求であり、それは、文明が高度化するほど、強くなります。

我々を楽しませてくれることを、一様に遊びと考えると、ギャンブル、性産業だけでなく、飲食、レジャー、スポーツ、音楽など、様々なものが入ります。また、遊びはどんどん多様化、高度化しており、また、高いコストパーフォーマンスを求めるようになってきています。

丸亀製麺、スシロー、ユニクロ、ニトリ、JINS、H.I.Sなどは、品質と高いコスト・パーフォーマンスを認められているからこそ、支持されるのであって、この傾向は、今後もさらに強まり、遊びに対する人々が求める水準は、どんどん高くなるでしょう。

このように、あるカテゴリーについて、高度な遊びを提供する産業は、これからも、発展していくでしょう。

学びに関わるもの

遊びと学びもなかなか区別はつけにくいものですが、将来の収入への投資の意味を持つものを学びと考えると、学びでも、いい学校に入ったり、資格をとったりすることは、以前のように直接、収入にUPに繋がらなくなってきており、それよりも、投資や、起業、語学など、収入UPに直接繋がる学びにシフトしていくと考えます。

また、方法も、学校に行かなくても、インターネットを通じて、好きな時間、好きな場所で学ぶことが自由にできるようになっており、学び方の提供方法も、さらに大きく変化していくと言えます。

健康と長寿に関わるもの、人との繋がり

人は、できるだけ長い人生を健康でいたいと考えますので、健康及び、長寿に関わる産業は、今後も発展していくでしょう。

また、人は色々な人との繋がりを誰でも、どこかで求めています。従来型のSNSだけでなく、ネット上の婚活、恋人づくり、共通の趣味を持つ仲間との交流など、様々な特化型のソーシャル・メディが、これからも、発展していくでしょう。

以上、未来のビジネスについて考察しましたが、もちろん、ハイテクの例えば、人工知能、ロボットのような産業や、高度なソフトウェアの設計などは当然、未来に向けて発展していくでしょうが、ハイテク産業は、新規参入が難しい分野でもあります。

そのような技術を持ち合わせていない、普通の人であっても、優れたアイデアがあれば、それをビジネスに結びつけることは可能です。

まずは、何かをやってみることが大切ではないでしょうか。